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【会員便り】 No.5
【投稿者】  サンワ・リノテック(株) 代表取締役 佐川博敏
【表 題】  キュラソ−訪問

 
キュラソ−訪問

 フロリダ州オーランドの空港で同行の皆さんと別れて単独行動を開始。以前からあこがれていたカリブ海へと足を延ばした。オーランドからマイアミ経由でキュラソーへ。

 カリブ海にオランダがある。世界遺産巡りをライフワークとしている私としては、フロリダまで行くんだったらその後足を延ばしてと検討の結果、カリブ海に12ある世界文化遺産(自然遺産は別に4つ)のうちほとんどは、旧スペイン時代に(〜コロンブスの大航海時代に)建てられた要塞なのでこれはパスして、唯一街中の建築物としての町並みの美しさがユネスコに認定されたキュラソー島のウィルムスタットを訪ねることにしたのである。カリブ海でも南に位置し、南米ベネズエラから60kmで地震被害のあったハイチまで800km。オランダ領アンテイル諸島3島のなかで「アメリカナイズしていない島」だとは現地で知り合ったオランダ本国から来ていた老夫婦の言葉であった。
 言語はオランダ語とパピラメント語(スペイン語とオランダ語の混ざったもの)が公用語で、通貨はオランダと同じギルダー(もっとも今はオランダはユーロ通貨)、米ドルは観光客が集まる所では通じた。一度ローカルなバスに乗った時にはギルダーしかだめで、到着時の空港で小銭を少し交換しておいたのが役に立った。民族はスペイン系白人、アフリカ系黒人、インデイオの血を引くモンゴロイド系が混在。

 マイアミから約3時間のフライトで空港に降り立ったら、南国特有のムツとする熱気で、もちろん国際空港だがローカルな雰囲気で、当たり前だがアメリカとは全く異なる風景が広がっていた。大きい荷物は預けて身軽にナップサックだけで行動。あまり贅沢でないホテルを予約していたので探すのに骨が折れた。荷物をおいて早速街中を散策。パステルカラーの美しい町並みと船が通過するときには橋げたが16隻のボートの上にある浮き橋が移動する様子などをながめた。途中ぶらぶらしていたら観光局の表示がある建物があり、参考となる情報を仕入れようと飛び込んだ。日本からなぜ?と逆に興味を持たれたり、また、手に持っていたキュラソーの日本語ガイドブック(地球の歩き方)にも好奇心を示し、数ページを「スキャナーでパソコンにコピーを」とお願いされ、「どうぞ」と渡した。
 この女性の兄がプロ野球選手で日本のヤクルトでプレーしていた(1995から数年)とのことで、YouTubeでホームランを撃った時の映像を見せてくれた。日本に帰国後調べたら、ロッテ〜ヤクルトとプレーした選手で、呼び名はミューレンでそこそこ活躍したようだった。「記念に」と、一緒に写真に納まり、後日その写真を送ってくれとその場で私の名刺を見てE-mailを打っていた。とにかく南国の開放的雰囲気で満ちていた。
 翌日は島内一周観光ツアーに参加。ガイドはオランダから来ている白人で英語、ドイツ語で説明。参加者はアメリカ人よりもドイツ人が多いのに驚いた。アムステルダムから直行便があり9時間と比較的交通至便なのがその理由らしい。途中昼食を豪華なリゾートホテルでとったときには、テーブル近くにイグアナが寄ってきて歓迎してくれた。北の海岸では1時間の自由水泳タイムがあり、美しいカリビアンブルーの海で快晴の青空の下で思う存分リゾート気分を味わった。
 2泊だけの短い滞在だったけど、南の島特有の人々の明るさとヨーロッパの歴史建造物がパステルカラーに彩られて独特な観光地であった。

 キュラソーの後、翌日の日本へ帰国する飛行機の時間の関係もありマイアミで1泊。
 スーパーボウルが終わったばかりだが、大きな展示会が開かれているようだった。2時間だけタクシーをチャーターしてビーチとダウンタウンを見学。
 朝5時にホテルから空港へのシャトルバスを待つ間に、同じ飛行機に乗る人が携帯のメールをみてダラス空港が閉鎖!と驚きの声。前日地元の人に雪の影響が心配と話したら、「ダラスには雪は降らないよ」と言われて安心していたのだが…、いずれにしても空港まで行かないと。アメリカンエアラインのカウンターでいろいろ策を練ってくれて、本来、マイアミ ⇒ ダラス ⇒ 成田 ⇒ 伊丹の予定が、マイアミ ⇒ ニューヨーク ⇒ 成田 ⇒ 関空でルートがとれた。予定していた伊丹着よりも1時間遅い程度の到着時間。親切な対応でニューヨークから成田の座席がEだったので、「長時間こんなど真ん中はかなわん」と言うと、「JFK空港で係員にいえば変更OKかも」といわれて実行すると、搭乗直前に呼び出しがあり、窓際の席が確保出来た。そのおかげで機上からハドソン川の凍結やオホーツク海の流氷を眺めることが出来た。このおかげで、14時間におよぶ退屈な飛行機の旅はエキサイテイングだった。


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