年頭所感
New year's reflections
豊栄産業株式会社
第11代目 理事長 服部 良好
新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
又、平素は組合員そして賛助会員の皆様には大変お世話になっております。改めて厚く御礼申し上げます。
さて、昨年は、新型コロナウイルス感染拡大を受け、日本経済は急速に悪化いたしました。4月に「緊急事態宣言」が発出され、外出自粛の要請、そして娯楽施設等を対象に休業要請も出されました。又、インバウンド観光客数の激減により飲食・観光等が多大な影響を受け、7月以降は、「壊滅的な状況」とのコメントも見られました。同じく7月には、九州・東海・関東での記録的大雨「令和2年7月豪雨」により災害が相次ぎ、多大な被害が発生いたしました。
建機レンタル業界におきましても、新型コロナウイルス感染の拡大を受け、4月以降減収に転じる企業が増加継続しましたが、昨年後半にかけて緩やかに回復傾向に転じてきたように思われます。一方、ワクチンの開発が進むなど、わずかながら明るい兆しもあります。
今年度は、7月に東京オリンピック・パラリンピックの開催も予定されており、今後のコロナ感染症による経済動向が注視されるところです。
当組合としましても、コロナウイルス感染拡大の防止を目的に、理事会等のオンライン化を進めてまいりました。本年度は大阪府中小企業団体中央会様との協力で、組合および組合員のIT知識と関心の向上を高める目的で、IT・デジタル関連のセミナー・講習会をオンラインで実施し、組合員の皆様に情報を提供してまいります。
2021年は相場格言では「つまづき」の年と言われておりますが、子年の繁栄を土台に「先を急がず一歩一歩着実に物事を進める」ことが大切な年にしようという気配も感じられます。牛歩ではありますが、地に足をつけ、たゆまず進み続ける事が大事だと思います。
最後になりましたが、皆様の益々のご健勝、ご多幸を祈念申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。